数年前、私は3か月ものあいだ38度~40度の高熱に悩まされました。
原因は今になってもはっきりとは分かっていません。ただ1つ、はっきりと言えることがあります。
私の原因不明の高熱は、休息、睡眠、そして栄養をしっかりと取ることでウソみたいに治りました。
が!もし、仕事上のメンバーに気を使い、休養を取っていなかったら、今の私の生活はなかったでしょう。
もし、過去の私と同じように苦しんでいる方がいるのなら、私の体験談が役に立つかもしれません。
まずは私の発熱の経緯から話してみましょうか。
クリックすると見たい項目に行きます
私の発熱の経緯
今考えると、最初は発熱していることにすら気づいて無かったのかも知れません。
私の仕事が繁忙期にはいる12月の中頃だったでしょうか。やる気は出ないわ、体はだるい、さらに肩こりもひどいし、仕事中に強い眠気がおそってくるようになりました。
このころ、まさか熱があるなんて思っていなかったので測ったことはありませんが、もしかするとこの時点ですでに発熱していたのかも知れません。
そして12月の後半になってくると
夜に熱っぽいと感じ、体温を測ってみると39度の熱が。
この時期は繁忙期に入っていたこともあり、なかなか休みが取れない時期でした。
繁忙期なので迷惑をかけるわけにいかず、ドラッグストアで購入した熱さまし、風邪薬を飲みながら仕事を。
それから数日が経過しましたが発熱は収まらず、ちょうど流行していたインフルエンザの可能性を考え時間をもらい病院へ。
インフルエンザ反応はなしの陰性。
このころは午前に微熱で37度ほど、午後になると38度を超えるのが当たり前になっていました。
発熱は収まらないものの何とか繁忙期を終え、仕事が落ち着いた1月にさらにひどくなりました。
1月に入ると毎日のように39度
ここまで2週間ほど毎日のように発熱していたので、当たり前のような感覚になっていましたが、妻から病院へ行くよう説得されました。
以前、検査してもらった病院とは違う病院で検査をしてもらうことに。そこでもインフルエンザを疑われインフルエンザ検査。
検査結果はインフルエンザ反応なしの陰性。
血液検査、尿検査もしていただきましたが、なんの異常もないと結果がでました。
検査結果に異常がなかったので安心し「まぁ、そのうち下がるだろう」と安易に考えていましたが、それが甘かったです。
そこから先はまさに悪夢。
1か月間、毎日のように39度を超える
2月に入りましたが発熱は収まらず。
この時から夜中に目が覚めるようになり、寝汗をかくことが多くなりました。さらに、肩こり、首こりがひどく夜も眠れないほどに。
それから原因不明の熱が続くこと3か月。
3か月目に大きな病院で検査を受ける
さすがにおかしいと家族が心配し、再び病院を変え検査してもらうことに。
病院についた時の体温は40度近く。またもやインフルエンザを疑われ検査しましたが、インフルエンザ反応なし。
さらに
- 血液検査
- 尿検査
- 心電図
と検査しましたが全く異常は見当たりません。地域で一番大きな病院でも原因がわからなかったので、お手上げ状態でした。
[adsense]
職場の近くの病院に通う
熱は下がりませんでしたが生活があるので仕事を続けながら、近くの病院に定期的に通うことにしました。
親身になって相談に乗ってくれましたし、いろんな薬も処方してくださいました。
- 風邪薬
- 葛根湯
- 抗生物質
- 熱さまし
など、全てを覚えていませんが、他にもいろんな種類の薬を処方してもらいました。
さらに週に一回の血液検査や尿検査もしてもらいましたが、異常は全く見当たりません。そこで自分なりに可能性として考えられることを先生に聞いてみました。
「かなり精神的にも肉体的にも疲れているので、それが原因で発熱することはありませんか?」
と。繁忙期だったことで休みなしで働いていたことで疲れていましたし、家庭内でいろいろ重なった時期だったのでストレスもありました。
しかし先生の答えは「NO」。疲れやストレスから発熱することはないとの返答。
さらに、それに伴い肩こり、首コリ、しもやけなど、いろんな症状がでました。
朝まで眠れずに熱を測ると40度超え
さすがにたまらず家の近くの病院へ。ここまでの経過を話しました。
- 3か月以上発熱が続いていること
- 肩こり、首こりがひどいこと
- 夜になかなか寝付けないこと
- 朝起きるとかなり汗をかいていること
当時は40度に近い熱でも仕事に行っていました。今考えるとゾッとしますね。
そして、この病院の先生がここまでの経緯を聞いて県病院への紹介状を書いてくださり、その日のうちに県病院へ。
県病院が会社宛に手紙を書いてくれた
県病院へ行くと数日かけて検査する必要があると話されました。そして会社宛に手紙を書いてくださいました。その内容は
- 仕事ができる状態ではないこと
- 休養しながら検査する必要があること
- 絶対安静の身であること
が書いてありました。そのまま会社へ手紙を提出し、一週間の有給をいただきました。
翌日から検査開始。もう何度も同じ検査をしましたが県病院でも再び。
- 血液検査
- 心電図
- 尿検査
- レントゲン
などしても異常なし。さらに県病院では「造影剤」を投与してのCT検査までしていただきましたが、異常は見当たらず。
検査を受け続けて3か月以上、いろんな病院で検査しましたが原因となるものは発見できませんでした。
最後に指示されたことは一週間安静にすること
検査をしても異常は見当たらず、先生から指示されたことは。
とりあえず体を休めて様子を見ましょう。一週間ゆっくり休んでみてください。
翌日から本当に体を休めました。最初の2日くらいは寝ることが出来ませんでしたが、3日目ほど経過すると一日中寝ることもできました。
寝ても、寝ても眠たいんです。
その結果ウソのように発熱は収まりました。本当に特別なことは何もしていません。
ただ、ひたすら寝て、ご飯を食べる。人間ってこんなに寝れるんだなぁ、と思えるくらい寝てました。
結局、検査では原因は分かりませんでしたが、体を休めたことで発熱が収まったことを考えると原因は「疲れ」もしくは「ストレス」だったのでしょう。
上述しましたが、家庭内でも問題、さらに仕事上の問題、加えて繁忙期だったことで、ストレスや疲れがピークだったのかも知れません。
今にして思えばサインはあった
様々な症状が出ていたので、それが体が悲鳴をあげていることのサインだったのかも知れません。
- 肩・首のひどいコリ
- 常に疲労感があり体がだるい
- 仕事中でも急に眠気がおそってくる
- 人生初のしもやけ
- 吐き気や頭痛
- 寝汗
- 不眠
改めてみてみると異常ですね。肩こり、首こりは特にひどかったです。当時、妻が買ってきてくれた「あずきのパワー」を重宝していました。
![]() |
新品価格 |
同じように肩こり、首こりで悩んでいる方にはほんとお勧めです。
肩こりや首こりは毎日のこと、夜は寝付けない上に夜中には必ず目が覚める。それが原因で睡眠不足にもなります。
こんな状態で無理して仕事を続けてしまったことで、さらに体を追い詰めることになってしまったのでしょう。
ただ、発熱、微熱が続くことは楽観視してはいけない場合もあります。当時、調べたことも書いておきます。
慢性的な発熱について当時調べたこと
慢性的な発熱は命に関わる病気の場合もあります。
白血病
実は白血病の主な症状の1つに「微熱が続く」というのがあります。
今回の私の症状は微熱ではなく「高熱」でしたが、長期間熱が続くことは決して楽観視してはいけない症状です。
微熱が続く以外の白血病の症状は、鼻血がでる、身に覚えのないアザができる、などあります。
これら2つの症状に該当しなかったので、私は白血病の可能性は考えていませんでした。
慢性疲労症候群
私も当時、調べてみて知った慢性疲労症候群ですが、知らない方も多いのではないでしょうか?
この慢性疲労症候群にも微熱が続く症状があり、さらに、頭痛や睡眠障害、関節痛や肩こりなどの症状があるようです。
特徴としては、こういった症状が長く続くことが挙げられています。私は微熱ではありませんでしたが、症状を見てみると1番近かった病気なのかも知れません。
心内膜炎
心内膜炎はこれまで病気とは異なり、高熱が続くこともあるようです。
心内膜炎の多くは感染症によるもので、抜歯治療後などに感染する事例があります。
初期症状として微熱、倦怠感などが挙げられていますので、私も心内膜炎を心配しました。
命に係わる場合もあるので、もいあたる節があるのようなら早めの診察を推奨しておきます。
膠原病
私の場合、最初の病院の診察結果がこれでした。
膠原病は原因不明の発熱、湿疹、が主な症状で、はっきりと原因が分かっていな病気のようです。
恐らく最初の病院は「原因が分からない=膠原病」と診断したのだと思っています。
これらが原因不明の発熱が続くことで考えられる病気です
細かい所を挙げると他にもあるのでしょうが、当時、私が調べた結果ではこのような病気が出てきました。
とにかく原因不明の発熱があるのなら一刻も早く病院で診察を受ける、そして仕事を休むのが先です。
身体の調子がおかしい時は休みをとるのが先決!
私のように職場のメンバーに気を使って、会社内での評価が下がってしまうので、なんて考えている場合ではありません。
身体の調子がおかしい場合はしっかりと休みを取るのが最優先です。
健康あっての仕事なので、仕事のせいで体を壊してしまっては本末転倒な話になります。
自分の体のことは自分にしか分かりません。たとえ家族であっても分からないんです。
少しの無理をしてしまうことで、長い期間の休養が必要になることだってあり得ます。
私は1週間の休養で幸いにも治りましたが、長く無理を続けることで精神的な病を患ってしまったり、取り返しのつかない事態にもなりかねません。
身体の調子がおかしいと感じたら、まずは病院へ。そして休養をとることが、あなたのため、家族のためになることは忘れてはいけません。
職場になんて気を使ってたらだめ!
自分の体の調子がわるいのに休みが取れない、職場の人間から白い目で見られる、なんて会社は辞めてしまっていい。
同じ環境にいると、同じことを繰り返すことになります。
私の環境だと、月の残業が100時間なんてざら、休日返上なんて当たり前、といった環境でした。これでは疲労はたまる一方です。
仕事の時間的な問題、そして休日。私の家庭内がうまくいかなくなった原因のほとんどが職場の環境によるものでした。
私は「環境を変化」させました。転職をすることでストレス、肉体的な疲労を軽減させようと考えたのです。
その際にアドバイスがあります。
自分の価値は一体どれくらいなのか?
自分と同じキャリアを持つ人間は、どんな仕事をして、どれくらいの年収を得ているのか確認しておきましょう。
MIIDASでは今のあなたの市場価値を確認することができます。あなたと同じ職種で、同じキャリアの人がどんな会社に、どんな条件で転職しているのかを知ることができます。
そして仕事を休めないのであれば最寄りの職業安定所に通うこともできないでしょう。しかし、今はネットを駆使して求人情報を知ることができる時代になりました。
その中でもやはり求人サイトとしては大手の
を活用するのが良いです。職場にいながら求人情報を得るには最適なサイトになっています。こちらも、自分の価値を診断することができるので活用してみてください。
さらにFacebookを活用した
も転職の際には強い味方になります。
最後に
不明熱に悩まされている方は私だけではないでしょう。医者は私に「疲れやストレスから発熱することはない」と言いました。
だけど、断言します。疲れやストレスから発熱することはあります絶対に。
私は休養をとることで発熱が収まりました。紹介状を書いてくださった先生、そして会社に手紙を書いてくれた病院には今でも感謝しています。
仕事を休むと評価が下がる、職場の同僚から白い目で見られる、もうこんな時代ではありません。そんなことで回らなくなるほど人件費を削っている会社が悪いのです。
体調不良の際に病院にすら行けない会社なんて、とっとと見切りをつけてしましょう。
コメント
1日高熱がでただけでもきついのに、大変でしたね。
その後体調はどうですか?
そういえば、4年ほど前主人が似たようなことがありました。
インフルエンザでもなく、血液検査でもよくわからず。
1週間ほどの高熱だったと思いますが、覚えていないのですが、予想もしなかったことが原因だったような感じで。
昨年、私は突発性難聴になり、
右耳は今も聞こえません。
原因不明というものは、一番厄介ですよね。
>akiさん
現在は体調は良くなって元気すぎて困ってます(笑)
多分、疲れからの発熱だったんだと思ってます。
難聴原因不明なんですか?
原因が分かると良いですね…