これは皆さんご存知の魚でしょう。
スーパーでも今や主力商品になりつつある『ハマチ』です。一本丸ごと値札をつけて、販売されているのを見たことある方も少なくないんじゃ?
魚体が大きい割には低価格で販売されることが多く、意外にコスパが良いので人気の魚なんです。
今日は、そんなハマチについて少し語らせてください。興味のある方は最後までお付き合いいただけると幸いです。
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ハマチ(ブリ)について
ハマチはご存知の通り『出世魚』として知られています。
まずは、そんなどうでも良い情報から解説していきます。
ハマチとブリの違いってなんだろう?
ハマチとブリの呼び名の違い、実はこれについては規定はないんです。
何キロ~がブリ、何キロ以下はハマチ、という明確な規定はありません。不思議ですよね。
私の地域だと、大体4キロ以上はブリ、それ以下はハマチと呼ばれることが多いです。ただ、これについては地域によって、そして市場によって様々。
つまり3キロほどの大きさでも市場が、そして販売者がブリと言えばブリ、ハマチと言えばハマチになるということです。
中間の大きさは市場や販売者によって様々です。
天然と養殖があるけど、どっちが美味しいの?
結論から述べると養殖の方が美味しい。
その理由が「脂(あぶら)」にあります。天然の魚は自分でエサを見つけなければ生きていけないですよね。それはどんな世界でも同じだと思います。
しかし、養殖物は違います。決まった時間に脂を持つように大量のエサを与えられ、危険を冒して大海原にエサを探しにいく必要がありません。
天然の魚と比較すると脂を持つのは当然です。天然物こそが魚本来の味なのですが、人工的に持った「脂」を人は好むのです。
かくいう私も養殖のほうが好きなんですが。マグロの大トロなんて大好きです。こりゃぁ困った。
天然と養殖の違いについて軽く触れておこうか
天然と養殖の大きな違いは「脂」なのですが、脂の有無によって『身の色』に違いが出るんです。
脂のある養殖のハマチやブリは身が白く、脂のないものは身が赤い。
つまり赤身が強いブリやハマチは天然、脂があって身が白いのが養殖ということになります。
しかし、しかーし!旬の時期の天然ぶりになると脂が乗ってくるので一概にそうとも言えないこともあります。
なので参考程度に覚えておいてください。
ハマチ・ブリの血合いの変色について述べておく。
さて、どうでも良い情報もこれで最後になります。
あなたも見たことがあるのではないでしょうか?売り場に陳列されているブリやハマチの「血合い」が変色しているところを。
ブリ・ハマチの特徴の1つに血合いの変色が早いというものがあります。
ただ、これは『食べられないのか?』と言えばそうではありません。確かに鮮度が劣化しているから変色しているのですが、それほど時間が経っていなければ刺身で食べることも可能です。
まぁ、気持ちのいいものではないので加熱調理する場合がほとんどでしょうがね。
覚えてほしいことが1つ、血合いが変色したからといって腐ったわけでも、食べられないわけでもないということ。
加熱調理すれば普通に食べることができるので、もったいないので捨てないでくだされ。な?
あ、あともう1つあった。ブリといえば気になるのが寄生虫ですが、天然のものになると普通にいます。
そりゃぁもう気持ちの悪い長ーい寄生虫が。だから、天然のぶりを購入する場合は高価なものほど良いということは書いておきます。
安い天然ぶりには寄生虫がいるんです。
長らくお待たせしました。ハマチやブリの食べ方について
前置きが非常に長くなってしまいましたが、本題になります。
ブリ、ハマチは比較的、見かけることが多い魚だと思いますが、どんな食べ方が良いのでしょうか?
- 刺身、寿司、カルパッチョ
- 茶漬け、丼
- ソテー、ムニエル、煮つけ、からあげ
まぁ、どんな食べ方でも美味しいってこった。どんな料理でもいける。
中でも有名なのが照り焼き、塩焼きでしょうか。刺身、寿司はもちろんですが。
その日の気分によって調理法は変えてもOKな魚なので、好きなように料理されたら良いと思います!
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はまちのさばき方
さばき方についても解説しますが、詳しくは他の記事を参照してください。
さばき方については他記事で死ぬほど詳しく解説していますので。この辺が参考になるかと思います。
まずはエラ、内臓を取りのぞくよ
ハマチ、ブリ、どちらもアラ(頭や骨)が使えるので、まずはエラ、内臓を取りのぞきます。
せっかくなので余すことなく使いたいですよね。
そんなもんは使わねぇよ!
なんて方は豪快に頭を落とすと良いですよ。エラの取り方はこちらを参考にしてください。
エラを取り除き内臓を取り出すと↓のようになっているはず。
さて、こうなったらいよいよ調理開始。
頭を落として三枚おろしにしよう
どんな調理法にしても、三枚、二枚におろした方が食べやすいです。
まずは頭を落としてしまいましょう↓
落とした頭はみそ汁、煮つけにも使えるので半分に割ってしまいます。
続いてお腹の方から包丁を入れていきます。
二枚おろしの場合は片方をおろすと完了。三枚におろす場合(刺身などにする場合)は反対側にも包丁を入れていきます。
はい三枚おろしの完成。ここから刺身にするのなら腹骨をとって皮を引いて中骨を切り落とし刺身に。
上で貼ったリンク先で詳しく解説しています。切り方に関しては平造りがいいです。
刺身の切り方を伝授!自宅で刺身を切ることのメリットを知っておこう。
見かける機会が多い魚だからこそ、調理法は覚えておいて損はないです。
丸の状態で販売されているハマチを購入して、自宅で調理にチャレンジしてみてはいかがでしょ?