写真は地域によって非常に高価なエボダイの紹介です。
私の地域ではモチエバと呼ばれていますが、確かに見た目的にはエバに似ていますよね。ですが正式名称はエボダイ。
イボダイなんて呼ぶ地域もあるようです。
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エボダイはどんな調理法が美味しいのか
今回、私は塩焼き・生の刺身・酢〆で食してみましたが、いずれも美味。
小さい割に脂のある魚なので、どんな調理法でも美味しく食べることができるでしょう。お勧めの調理方法は以下
- 刺身、酢〆での刺身
- にぎり寿司
- 煮付け、塩焼き
- から揚げ、ソテー
- ムニエル、フライ
- 鍋物、汁物
これらの調理法、どれでも美味しく食べられます。基本的にシンプルな塩焼きで食べて美味しい魚は、どうやって食べても美味しい。
どの調理法も味わってほしいですね。
エボダイの干物は高級品
何気に高級なのがエボダイの干物。
塩焼きで食べても美味しいので干物にすると旨みが増すことでしょう。
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エボダイの干物は知る人ぞ知る高級干物。ただ、国内産のエボダイの干物よりも、海外のエボダイの干物が主流になっています。
国内で水揚げされたエボダイはそれなりの価格がつくので、低価格で販売するには海外から輸入に頼る必要があるのでしょうね。
軽くエボダイの価格についても触れておきますか。
エボダイの価格
私が魚屋になりたての当時は、それほど高級な魚ではありませんでした。
しかし、最近ではそれほど大きないエボダイでもキロ単価1000円を超えることも珍しくない。
それだけ美味しい魚だと認知されたのか、それとも水揚げ量が少なくなったのか。10年前と比較すると確かに見かけなくはなりました。
今ではすっかり高級魚の仲間入りです。私より早く出世したようです。
エボダイの刺身と塩焼き
エボダイの刺身は非常に美味
あっさりと上品なエボダイの刺身は非常におすすめ。刺身で食べる場合は2つの方法があります。
- 三枚におろして皮を引いて食べる普通の刺身
- 〆サバと同じように酢で〆て刺身にする
どちらもお勧めですが、敢えて選ぶのなら酢〆の方をお勧めしたいです。(私見です)
食べ方としては普通に刺身醤油。少しパンチが足りないと感じたらレモン汁を足しましょう。
エボダイのさばき方
手順は他の魚と全く同じなので、ギンガメのさばき方を参照してください。
参考リンク:ギンガメアジは食べ方で超うまい!料理方法ってやっぱり大事
手順は
- ウロコ取る
- エラ・内臓を取り除く(アラまで使う場合のみ)
- 頭を落とす
- お腹を水洗い
- 三枚におろす
- 腹骨を取り除く
- 皮をひく(〆る場合は皮は取らなくていい)
- 刺身に切る
となります。酢で〆た場合は酢から上げてから皮を取ります。
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ウロコを取る
ウロコが小さいので付いていないように見えますが、意外に細かいウロコが残っています。
表面を軽くこする程度でいいので取っておきましょう。
軽くこすれば簡単にはげます。専用のウロコ取を使わなくても包丁でこすれば取れます。
頭を落とす
アラ(頭や骨)を使わないのであれば、エラや内臓を取り除く必要はありません。
ただ、小さい魚ですがダシは出ますので、一匹ではなく数があるのならアラも活用すると良いかも知れません。みそ汁など最高です。
頭を落としたら腹を切って内臓を取り出し、血合いを水洗いします。
ここまで来れば下処理は完成。次は三枚おろしに入ります。
エボダイを三枚におろす
お腹の方から包丁を入れます。中骨に沿って包丁を滑らす感じ。
中心にある太い骨に包丁の刃先が当たると音がするので、そこに当たったら背中側に包丁を入れます
反対側も全く同じ手順。
綺麗な白身です。お腹の部分を見てもらうと分かりますが、脂が非常に乗っています。
焼いても美味しいはずですわ、これは。
生の刺身にする場合は腹骨を取って皮を引いて刺身にします。上で貼ったリンクで詳しく解説していますので、そちらを参照してください。
今回は酢で〆るので〆サバと同様、塩をふります。〆る作業は人それぞれ違うのですが、私の場合は塩をたっぷりつけて1時間、酢に1時間程度です。
塩をしてエボダイから水分が出て来たら水洗いし、水分をしっかりとふき取って酢に漬け込みます。
今回は酢のみに漬け込みましたがダシ昆布を入れるとさらにGood。
1時間ほど漬け込んだら酢からあげて皮をはぎます。(手で簡単にはげます)
後は中骨を抜いて好みの大きさに切ればエボダイの刺身(酢〆)の完成。
今回は2匹のエボダイを調理しましたが、1匹は刺身(酢〆)、もう1匹は塩焼きに。
こちらは焼いたのですが、これがまた旨い。(写真は取り忘れw)
シンプルな食べ方でも、かなり評価の高いエボダイ。どんな調理法でも間違いなく美味しいでしょう。
見かけた際にはお試しあれ。