はい、魚の調理の時間です。
写真の魚はイトヨリダイって魚で、地方によって呼び名は様々。11月~2月までが旬の魚。
値段は比較的高めでキロ単価は鹿児島の地方でもキロ1000円ほど(大きさにもよりますが、小さいイトヨリは安い)で取引され、主に県外に発送されます。
どんな調理法でも美味しく食べられる魚ですが、個人的には塩焼きを好みます。まじでお勧め。
イトヨリのさばき方を動画で解説しています!
イトヨリ
イトヨリの食べ方
イトヨリダイは刺身より加熱して食べられる方の方が多いでしょう。
実際に加熱調理して食べても非常に美味で、塩焼きはもちろん煮付けや汁物などでも好まれます。
- 刺身
- 塩焼き
- ムニエル・フライ
- ソテー・バター焼き
- 汁物、からあげ
- 天ぷら・あんかけ
- 炊き込みご飯
まぁ、食べ方をざっと挙げてみましたが、どんな調理法でも美味しく食べられるってことですな。
で、今回も他と同じように刺身の手順を紹介する訳ですが、イトヨリの刺身を食べる場合は皮付きで食べることを推奨します。
普通に皮を引いて刺身にしても食べることは出来ますが、「うまい!」というほどでもありません。ですが、皮を付けたままいわゆる「霜皮造り、湯引き」と呼ばれる手法で食べることで、驚くほど美味な刺身になります。
イトヨリの刺身は湯引き、霜皮造りを推奨
基本的な調理法は他の魚と変わりません。
ただ、普通の皮を引く刺身ではないので少し手順が変わります。湯引きまでの手順は過去に書いたチダイのさばき方と同じなので詳しくはそちらを。
参考⇒チダイのさばき方と特徴を解説してみるよ!鯛にも種類があるんです。
ここでは簡単に解説して行きますので、詳しい手順は上のリンクを参考にして下さい。
手順は
- ウロコをとる
- エラ、内臓を取り除き水洗い
- 包丁の刃先を使って切り込みを入れる
- お湯をかける
- 氷水で冷やす
- 通常の3枚卸にする
- 腹骨を取り除く
- 刺身にする
このような手順になります。
まずはウロコを取りましょう。注意することはヒレが刺さらないように気をつけること。
お腹のヒレ、背びれは非常に危険なので注意が必要です。
頭や骨をみそ汁、煮付けなどに使う場合は、この状態からエラ、内臓を取り除く必要があります。
エラと内臓を取り除き頭を落としたら、包丁の刃先を使って切り込みを入れます。
軽めに入れるのがポイント。この手順は私個人の手法で、湯引きする際も通常の3枚卸にしても構いません。
切込みを入れたら、あらかじめ沸騰させておいたお湯をさっとかけましょう。
かけたら氷水に漬けて冷やします。
ここまで完了したら、氷水からあげて三枚におろし刺身に切るだけでござんす。刺身の切り方は過去記事にありますのでよければ参考にして下さい。
参考⇒刺身の切り方を伝授!自宅で刺身を切ることのメリットを知っておこう。
今回はイトヨリの刺身でしたが、地域によっては正直なところあまり目にする機会が少ないかも知れません。
価格的にも高級魚の仲間入りできるほどなので、見かけても手が出ない価格なんてこともあるでしょう。
小さいイトヨリになると割と低価格で販売されている事があるので、見かけた場合は是非チャレンジしてみてください。
とても美味しい刺身です。