あいつはダメだから辞めさせてやった。
大企業から中小企業に転職して、頻繁に聞くようになったのは気のせいなのでしょうか…。
人を辞めさせることは手柄でも何でもないのですが、退職に追いやったことをステータスのように語る人間がいますよね。僕は、そんな人間が大嫌いです。
この記事を読みに来ているのですから、「あなたは辞めさせたい社員がいる」のでしょうか?それとも「会社が辞めさせたい社員の方」でしょうか?
まぁ、どちらでも構わないので最後までお付き合い下さい。
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辞めさせたい社員
問題社員
まず、企業側から辞めさせたいと思うのが問題社員ですよね。具体的には以下のような社員です。
- 遅刻や無断欠勤が多い
- 会社の方向性に従わない
- 能力が極端に低くスキルアップも望んでいない
- 協調性が全くない
僕に思いつくのはこれくらいです。これらに当てはまる場合、問題社員として話をし改善がなければしょうがないでしょう。
もし、僕が経営者であるならば、上に挙げた人は問題社員として頭を抱えるでしょう。そして、改善できないか本人と話をし、改善が見られないようなら退職する方向に話を進めると思います。
遅刻や無断欠勤は作業をスムーズに運べない原因になりますし、会社の方向性に従わないのも頭の痛い問題です。さらに、極端に能力が低くスキルアップを望んでいない、しようとしない社員は今後に期待ができません。
実際に僕も多くの転職を繰り返してきましたが、問題社員と呼ばれる人たちがいるもの事実ですね。
会社に貢献しないのに年数が長く給与の高い社員
会社に全く貢献しないにも関わらず、給与だけは一般社員より高い社員はどこにでもいますね。
恐らく会社からすると辞めさせたい社員に違いないでしょう。しかし、こういう社員がいるのは大体が役職を身内で固めた企業なのが実際のところで、一般社員からすればうざい上司以外の何者でもありません。
この場合の「辞めさせたい社員」は一般社員からの目線です笑
個人的な理由で辞めさせたい社員
上で述べた大嫌いな人間がこれに当たります。個人的に辞めさせたいと考え、退職させる方向に持っていく人間。僕の考える個人的な理由は以下
- 何となく気に入らない
- 態度がでかい
- ”俺”の言うことを聞かない
- 個人的に嫌い
こういう理由で退職に追いやる人間が非常に多く、実際に悩んでいる人は相当数いることでしょう。そして、このような理由で辞めさせる人間に限って「辞めさせてやった」なんて武勇伝のように語るのものです。何とも恥ずかしい話ですね。
人を育てられない上司の典型ですね。
辞めさせたい社員は大体こんなところでしょうか?では、辞めさせたい社員を辞めさせる手順、辞めさせられそうな社員はどうすれば良いのか?について考えてみましょう。
辞めさせたい社員に退職して貰う
辞めさせたい社員に辞めて貰うにはどんな方法が?
辞めさせたい社員に辞めてもらう訳ですが、トラブルにならないようにしたいですね。退職してもらう場合は大きく分けると以下の3つになりそうです。
- 話し合いの末の「合意退職」
- 一方的に通知する「強制解雇」
- 退職するよう仕向ける「自己退職」
3つの中の1が理想の辞めさせ方でしょうが、世の中そんなに甘くないのが現実ですよね。企業によっては無茶な異動をかけたり、嫌がらせをして自己退職させる企業もあります。
合意退職といえば聞こえは良いですが、これはつまり会社側から「辞めて貰えないか?」と提案することなので、トラブルになる場合もないとは言えません。
しかし、社員からすれば勧奨退職になるので「特定受給資格者」に該当し失業保険が早くもらえることになります。
失業保険に関しては解雇の場合も同じです。これらの手法があるのですが、実際にはほとんどが3の方法で「辞めざるを得ない状況」になっているのが現実でしょう。
では、次は辞めざるを得ない状況にあなたがなった場合、どんな事を覚えておけば良いのでしょう?
不当解雇というもの
実は解雇は簡単には出来ないものなんです。
リンク先に詳しく書かれているので、詳細に知りたい方はリンク先を参照指定下さい。ざっくりまとめると。
- 解雇は正式な理由がない限り一方的にはできない
- 解雇の無効を訴える事ができ、裁判が終わるまでの賃金も支払って貰える
- 金銭による保障を求めることができる
- 裁判に負ける場合
について詳細に書かれています。あなたが解雇になった場合、不当な解雇である場合は会社を訴えることすらできるのです。
退職するよう仕向けられた人事異動の対処法
辞めさせたい社員を、辞めるように仕向けるの手法の1つに無茶な異動を命ずるというものがあります。
これは僕自身が何度も目にしてきましたが、実際のところは対処法はないようです。ただ、拒否できる場合もあるようです。
1.雇用契約書などで「勤務地」や「職種」が限定されているケース
「もし雇用契約書で限定したエリア外や該当職種以外の異動を求められた場合は、正当な理由がない限り契約違反になりますので、拒否ができます」(榊さん:以下同じ)2.人事異動が「権利の濫用」といえるケース
「会社側が気に入らない社員を困らせて退職させたりするために、わざと慣れない職務に就かせたり、遠隔地へ転勤させたりするように、人事異動が嫌がらせだと思われる場合、目的が不当だとして拒否できます。ただし、会社はたいてい『幅広い経験を積ませたいから』など法的に合理的な理由を出すので、よほどあからさまではない限り、社員が対抗することはむずかしいかもしれません」3.育児や介護など、やむを得ない事情があるケース
「例えば、要介護の親族がいて、面倒を見る人が自分以外いないという社員が、海外転勤を命じられた場合、社員にとって不利益が大きすぎることから、人事異動は拒否できると考えられています。しかし大企業などでは企業内託児所や介護費用サポートなどを行うところも出てきているので、不利益の度合いや転勤の必要性、会社からの配慮などを総合的に検討して、個別に結論付けられるのが一般的です」
これらの理由に該当する場合は拒否することが可能らしいですが、実際は会社は何とでも言えますもんね。そこで、僕が人事異動を拒否して転職した方法を書いておきます。
人事異動を拒否し転職先を探す
僕の場合の例では1ヵ月後、単身赴任での異動を命じられましたが、それを拒否。
拒否する間も会社には在職しているので、その間に無料の転職サイト、地域の職業安定所の求人誌を頼りました。拒否してから、もちろん会社との話し合いはあったのですが、それでも異動を断り続けながら転職活動をしました。
人事異動を命じられ、それに従えない場合に最初にすることは転職先を探すことです。家庭があり家族があるなら、なおさらのことです。
しばらくは肩身の狭い思いをしながらの仕事になりますが、そこはグッと堪えて転職先を探しましょう。今はスマホの普及で転職先を探すのもラクになりました。
転職先を探す場合に、参考にして欲しいサイトがあります。それがMIIDAS(ミーダス)です。
自分の経験やスキル、資格にどれくらいの価値があるのかを知る
あなたが今までに経験してきたもの、取得した資格、スキルにどれくらいの価値があるのかを調べられるお勧めのサイトです。
そして、あなたと同じ経験、スキル、資格を持っている人がどんな企業で活躍していて、どれくらいの年収を得ているのかが分かります。企業の目に留まれば、企業側からあなたにオファーが届くこともあります。
登録は無料なので自分の市場価値を確認してみましょう。
後は転職サイトの大手に登録し、地元の求人誌、職業安定所の求人を活用すれば転職先を見つける難易度は下がります。
大手求人サイトのお勧めの2社を紹介しておきます。
自分の市場価値を今一度確認し、転職先を見つけることで企業のパワハラまがいの扱いに従わずにすみます。
会社には色んな人間がいて、気に入らないというだけの理由で退職に追い込んでみたり、イジメまがいのことをしたりする心無い人間もいます。
そんな場合は自分の価値を再確認し転職することをお勧めします。