大企業に10年間勤め、中小企業に転職して3年が経ちました。
思い返すと、得たもの、失ったもの、それなりにあるので、ちょっとまとめてみます。
あくまでも僕の事例になりますが、大企業から中小企業に転職を考えている方は参考までに。
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大企業から中小企業に転職して失ったもの
時間
僕の場合、1番大きかったのは「時間」の違いです。
大企業時代は「労働基準局」が頻繁に入っていたので、社員は環境が良くなっていましたが、中小企業には「基準局」が入ることは稀なんです。
そういう理由から拘束時間は企業が決定し、社員はまぁ普通に従っています。
それぞれの比較をしてみましょう。
大企業勤務時代
出勤時間 | AM8:00 |
休憩時間 | 10:00~10:15
12:00~13:00 15:00~15:15 |
退社時間 | 18:00 |
休日 | 週休二日 |
今にして思えば完全にホワイト企業ですね笑
休日はローテでしたが、ほぼ週休2日で有給有り。冠婚葬祭くらいし使えませんでしたが。
中小企業
(早番)
出勤時間 | AM7:00 |
休憩時間 | 13:00~14:00
15:00~15:15 |
退社時間 | 19:00 |
休日 | 週一 |
(遅番)
出勤時間 | 8:00 |
休憩時間 | 13:00~14:00 15:00~15:15 |
退社時間 | 21:00 |
休日 | 週一 |
まぁ、残業はしっかり付けてくれる企業なので、今のところ不満はないです。
ただ、休日が週一になってます。。
こうして比較してみると、改めて時間を沢山失ってますね。。まぁ、これは今の僕の実力なのでしょうがないです。
安心感、楽しみ
僕が勤めていた大企業は、業績次第で「賞与(ボーナス)」に大きく反映してくれる企業だったのに対し、現在勤務の中小企業は業績を上げても反映されません。
もう1つ、大企業は退職金が保障されていましたが、現在の企業はないんです。
退職金があるというのは老後の安心感につながりますし、業績を上げると対価も上がるのはモチベーションアップになります。
大企業の方が、仕事に情熱を燃やす人間は出世しやすいのかもしれませんね。
楽しみ(出世への道)
中小企業の全とは言いませんが、ファミリーで役職を固めている企業が中小企業には多いイメージがあります。
そうなると、出世するのは身内になるので、一般社員は大きな出世はできません。管理職どまりですかね。
仕事をする場合に「次のステップ」があるのと無いのでは、仕事に対する意欲が違ってきます。その意味では中小企業では、仕事をする楽しみは減ってしまったんですよねー。
安心感(ベースアップ)
大企業はベースアップがありましたが、僕が勤めている中小企業はありません。
将来的な安心感は大企業のほうがあるでしょう。だけど、中小企業でも給与を上げることはできるので、ここら辺は本人次第なのかなぁと思います。
ただ、大企業は「勤めているだけ」でも給与が上がっていくので、長く勤めるならやはり大企業が有利ですかね。
リストラ、つぶれる心配はどちらもリスクはありますしね。
大企業から中小企業に転職して得たもの
ある程度の自由な仕事
大企業は良くも悪くも規則どおりに仕事をこなさないといけないですよね。
だけど今はある程度、自由にさせてもらってます。僕がやりたかった仕事のスタイルはこれだったのかも知れません。
大企業では「個人の考え」は押さえつけられ、会社の方針に従わなければなりません。
責任感という重圧から開放された
大企業時代は数字が全てで、業績を下げると会議の席でめった打ちです笑
現在も管理職ではありますが、数字に関してのストレスはありません。超らくです。
業績を伸ばさなくては!という責任感から開放されました。
単純にざっと考えてみるとこれくらいです
大きく変わったのは時間、休日で、それ以外の環境はそれほど変わりはないですね。
大企業とは違い、中小企業は風通しがいいイメージがありますが、実際にそんなことは無かったです。
むしろ中小企業のほうがジメジメしています。(僕の転職先は)
でも、トータル的に考えるとやっぱり大企業が良いと個人的には思います。中小企業で「自分の力を発揮したい」と思う方もいるでしょうが、本当に力を発揮する人は大企業でこそ発揮するべきです。
大企業は社員数も多く、ひとつの歯車になってしまうイメージがありますが、そんなことは無いと思うけどなー。