皆さんは自分の次の目標が分かっているでしょうか?この間投稿した記事での、モヤモヤが晴れないままでいたのですが少し考えてみました。
この記事の中での店長の発言の1つに、「次のステップに進むには初心を忘れずに!」という言葉がありました。
皆からあそこまで反感を買ったのは、当時あの会社にステップというものは存在していなかったからだったのでしょう。次なるステップが無いにもかかわらず、「次のステップに進めるように頑張れ!」なんて言葉が出た事で、反感を買ってしまったのです。
クリックすると見たい項目に行きます
当時の会社の状況を考える
従業員数は300人くらいの規模のスーパーでした。
アルバイト、パート、社員とごく普通のどこにでもある企業でした。社員は給与のベースアップは無し。
時間は約10時間~12時間勤務。休日は週一という真っ黒な企業でしたが、社員は泣き言言わずに働く会社でした。
店舗内には「店長」だけが役職で、各部門には名前だけの「主任」がいました。恐らく朝礼での店長の「次のステップ」とは「主任」のことを言っていたのかも知れませんが、主任になっても給与は変わらず責任だけが増えるシステム。
主任(部門長)は名誉職
なんていう方もいましたが、働いている以上は給与に見合った賃金を貰いたいのが人間です。仕事は増えるし、責任は増える主任になろうと考えている社員は皆無。
「次のステップに進みたい」と考えるには、何らかのメリットが無いと意欲はわきません。
以前勤めていた企業のシステム
以前勤めていた企業のシステムの1つに、階級性というのがありました。同じ社員にも「等級」が付けられていて、1等級~5等級までありました。
この「等級」が増える事により、給与、賞与が上がっていく仕組み。当時は
社員をランク付けしてんじゃねーよ!
なんて意見も出ていましたが、今にして思えば素晴らしい制度だったのかもしれません。
社員の中には意欲に燃えていて、出世、給与の引き上げを望む社員が必ずいます。そんな社員には還元してあげる会社でした。
役職手当も付き、意欲のある社員はどんどん前に押し出していく企業。当時、野心をむき出しにしてた記憶があります。
勤務時間は10時間未満、休日は週休2日というホワイトな企業で、給与もそれなりに良かった企業です。
おかげで社員達は、仕事に意欲を燃やして仕事をこなしていました。
2つの企業には決定的な違いがあった
前者の企業と、後者の企業には決定的な違いがありました。
それは社員達の歩くスピードです。
意欲に燃えている人間というのは、歩き方が違います。動きに無駄が無く、目標を持っているので足早に歩きます。
逆に、目標が無い社員は歩くのが遅いです。遅いというか、ものすごく気だるそうに歩きます。
モチベーションが出ているのでしょう。自分でも考えてみましたが、仕事が終わって自宅に帰るときは足早になります。
楽しい場に向かう場合も足早になります。その時の精神状態が、「歩く」という行動に現れているのでしょう。
目標があることで動きに違いが出る
間違いないです。目標があるのと無いのとでは動きに大きな差が出ます。
という事は、企業も社員達に「明確な次のステップ」を用意する事で、社員達のモチベーションを上げる事につながります。
「目標」が無い状態、次のステップが無い状態で、社員達のモチベージョンをいくら上げようとしても無理な話です。
見返りなくしてモチベーションは維持できないものです。
企業に次のステップが無いのであれば、仕事の中に次のステップを見つける等で「やる気」を見出す事もできますが、その手法も長続きさせるのは中々です…。
一番いいのは「次のステップ」が明確な企業に勤めるのが一番なのですがね。
今のあなたの次のステップを考えてみましょう。