年末、年始には全国的に活躍する「ぶり」は鹿児島でも例外ではありません。県内では「カンパチ」がメインで活躍するのですが、「ブリ」もやはり需要が高い商品になります。
鹿児島県では”ブリの養殖”もカンパチ同様、盛んなのですが今回記事にしたいのは隣県の「黒瀬ブリ」になります。
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黒瀬ぶりとは?
まず、黒瀬ぶりというのは「日本水産(ニッスイ)」という会社が出資して「宮崎県串間市」に設立された”黒瀬水産”が養殖しているブランドぶりです。
ニッスイグループの中でぶり養殖事業の中枢を担う黒瀬水産株式会社(宮崎県串間市)は、ニッスイの100%出資で2004(平成16)年1月に設立されました。2012(平成24)年4月1日現在、従業員数160名、浮沈式いけす400台超。年間出荷尾数は120万尾で、1尾5キロとすると、日本のぶり養殖の5%程度を生産する、国内最大級のぶり養殖企業です。
2004年5月から出荷が始まった「黒瀬ぶり」のふるさとは宮崎県の志布志湾です。黒潮が洗い、ぶりの養殖に最適な海域です。
上記のように紹介されています。ブリの養殖に関しては「国内最大級」とのこと。
僕の住んでいる鹿屋市でも「黒瀬ぶり」が去年くらいから各スーパー等で見かけられるようになりました。
黒瀬ブリの特徴としては、今までの「養殖ぶり」というのは”血合い”の変色があるのが当たり前だったのですが、この黒瀬ブリは血合いの変色が通常の養殖ぶりと比べて遅いのが特徴。
これは僕が実際に使ってみての感想です。
ブリの変色は当たり前?
今までの養殖ぶりというのは、「変色」するのが当たり前という感覚で使っていましたが、この「黒瀬ぶり」に関しては変色が遅いので今までのブリより販売しやすくなった。というのが大きなメリットです。
例えば今までの「ブリの刺身」というのは、朝1番に刺身に切ると夕方には変色してたのに対し、黒瀬ブリは次の日まで変色が見られません。
つまり、今までのブリより長い時間販売できます。
魚の刺身などは「変色」があるとどうしても「古い」イメージがあり、見切りや廃棄などになりがちです。
さらに、販売数を上げるには必須となる「売り場のボリューム」も、変色が早い場合はあげることが出来ません。
水温が下がってきてさらに脂が乗ってきました
水温が高い夏場の「黒瀬ブリ」に比べ、水温が低い冬場の方が脂が乗っています。
上記のリンクでも説明したとおり、水温が下がることで魚が「エサ」を食べるようになり脂が乗ります。
本日、黒瀬ブリを実食して見ましたが本当に美味しいです。
もちろん、鮮度が良い物を食べましたが去年よりさらに商品のクオリティが上がっている気がします。
最後に
鹿児島県では「カンパチ」が年末、年始は大活躍しますが、県内でも多くのスーパーなどで「黒瀬ブリ」も販売されます。
見かけた際には「黒瀬ブリ」も是非♪