これからも議論されていくであろう「原発」を調べて思うこと。

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1963年10月26日は「原子力の日」で、日本で最初の原子力発電が行われた日です。

僕の地元でも「原発反対」を掲げる人々が最近まで集会を開いていました。他人事のように見ていましたが、何気ないことで原発に興味をもち、原発に関することを調べてみました。

興味を持ったきっかけが

この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇 (文春文庫)

書籍版は
この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇 (文春文庫)

非常に多くのことについて書かれていますが、中でも原発に関することに興味を惹かれました。なぜなのか自分でも分かりませんがね。

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原子力発電の歴史

第二次世界大戦で敗戦した後、日本は原子力に関する研究を禁止されています。

その後、みなさんご存知の「サンフランシスコ講和条約」が結ばれ原子力は解禁されることになるんですね。

日本の原発の歴史はここから始まります。

原子力発電建設への「反対運動」への対策

当時も原子力発電所の建設は「反対運動」があったようで、対策として「電源三法」という法律ができます。

内容は「地域が原子力発電所を受け入れるのなら補助金を出す」という仕組み。書籍内ではこう書かれています。

原発が導入される候補地になるのは、そもそも過疎地ですから、若い人の働き場所がありません。みんな都会に働きに出てしまいます。
原発ができれば雇用が生まれ地元に働き場所ができます。

この仕組みにより原発を受け入れる市町村が増えました。それが現在、原発のある地域ですね。wikiによると記憶に新しい「福島原発」では約130億円の補助金が支払われているようです。

ちなみに火力発電や水力発電にも交付されますが、原発は2倍以上の金額が給付されるようです。こうして多くの原発が建設されたんですね。

※福島原発の事故後、交付金の受け取りを辞退した自治体もあります。

原発の事故を振り返ってみる

日本国内でも原発事故は起きているようです。僕自身、勉強不足で知りませんでした。

国内最初の事故は「東海村JCO臨界事故」です。詳しくは東海村JCO臨界事故を参照してください。この事故で、作業員3名中、2名が死亡、1名が重症、さらに667名の被曝者を出しました。

そして、記憶に新しい「福島原発」での事故。事故は日本だけではなく、海外でも起きています。

スリーマイル島原子力発電所事故

書籍では具体的な被害は書かれていませんでしたが、この事件を調べたことで原発に関して興味が出ました。wikiから引用してみましょう。

健康被害に関する伝聞報告に基づいて地元での運動が活発化し、科学的調査への委託につながったが、一連の調査によって事故が健康に有意な影響を与えたという結論は出なかった

(中略)

事故の2年後の風下地域における乳幼児死亡率に急な増加が見られることを報告した。

(中略)

原発から40km圏内で100以上の動植物の奇形が発見されていると報道されている。

影響を与えた結論は出なかったようですが、偶然なのかな?その後もチェルノブイリやソ連で事故は起きているようです。

ここまで調べて強く思ったことは「原発のある地域に住んでいない僕は原発稼動に口を出してはいけない」ということ。

“もし事故が起こったら”被害を受けるかもしれないのは、遠い地域にいる僕らではなく原発周辺の住民ですもんね。

こういう事例がありながら原発に依存してしまうのは、コストや発電量などが、他の発電方法よりも効率がいいのでしょうか?それらについても調べてみました。

何故、原発が必要なのか?

福島原発、その他でも事故が起きている原発ですが、なぜ原発を稼動させる必要があるのでしょう?

火力発電

危険性が言及されている原発が目立っていますが、実は日本国内では「火力発電」が主力になっているようです。知らなかった。。

火力発電のメリット、デメリットを調べてみました。まずはメリットから。

火力発電のメリット・長所を箇条書きにしてまとめてみました。最大の強みは扱いやすさだと思います。電力需要量に応じて発電量を比較的簡単に調整することができるため、電力需要のピーク時には出力を高め、逆に需要が少ないときには出力を下げるなどといったように、とても便利に利用することができるのです。

  • 他の発電方法より発電効率が良い
  • コンバインドサイクル発電など、以前よりも発電効率が更に良い火力発電が誕生している
  • 燃料を調整することで発電量を容易に調整できる
  • 万が一事故が発生しても、局所的な被害に留まる

続いてデメリット

今度は逆にデメリット・短所を箇条書きにしてまとめてみました。地球温暖化が問題視されていますが、火力発電では多くの二酸化炭素を排出してしまうという問題点があります。近年では技術の進歩により改善されてきていますが、それでもまだかなりの量を排出してしまっており、なかなか難しいところではあります。

  • 大量の化石燃料を必要とする
  • 円安になると収益が悪化する
  • 地球温暖化の原因である二酸化炭素を多量に排出する
  • 大気汚染の原因となり得る硫黄酸化物や窒素酸化物を排出する

参考:火力発電

メリットだけ見ると事故発生時も被害は局所的で、危険性は原発より少ないようですね。逆にデメリットは大気汚染、地球温暖化。ここが問題なんでしょうね。

水力発電

水力発電は水の流れを利用して電力を生み出します。

メリット

水力発電のメリット・長所を箇条書きにしてまとめてみました。なんといっても最大の強みは水という再生可能なエネルギーを使っているという点です。エネルギー資源に恵まれているとは言い難い日本でも、水という資源にはとても恵まれています。その他、二酸化炭素を排出しないので環境にも優しいということができます。

  • 再生可能エネルギーを利用しているので、外部からの影響を受けにくい
  • 発電時に地球温暖化の原因となる温室効果ガスを排出しない
  • 酸性雨や光化学スモッグなどといった大気汚染の原因となる酸化物を排出しない
  • 山が多く、起伏の大きい日本に向いていると言える
  • 揚水式発電なら電力需要の大きい時間帯に発電を集中させることができる
  • 超小型水力発電所なら用水路や小川などでも発電できる

デメリット

今度は逆にデメリット・短所を箇条書きにしてまとめてみました。メリットの項目で環境に優しいと書きましたが、それは発電開始後の話です。実は発電所を作る際に森林など自然環境を破壊してしまうという問題点があります。また、ダム建設にかかる費用なども問題視されることがあります。

  • 多くの場合、ダムを造る必要があり、周辺地域の自然環境を破壊する
  • 長年使い続けているとダムの底に土砂が溜まってしまい、発電量が減る
  • 現在、日本国内で新たな大型ダムを造るのは困難
  • 雨が降る量によって発電量が左右されてしまう可能性がある

参考:水力発電

水力発電が日本には適していそうですが、こちらも自然破壊や様々な問題が。

原子力発電

最後に原子力発電です。

メリット

原子力発電のメリット・長所を箇条書きにしてまとめてみました。オール電化など、電化製品の利用機会が増加したことから、大量の電力を供給できるという点はとても魅力的なメリットなのですが、デメリットがそれに見合っているかが問題です。またコストに関しては推進派と反対派で考えが180度異なっていることもあります。

  • 安定して大量の電力を供給できる
  • 発電量当たりの単価が安いので、経済性が高い
  • 事故が起きなければ国の技術力の高さの証明になる
  • 補助金等により、原子力発電所の周辺地域が経済的に潤う
  • 発電時に地球温暖化の原因となる温室効果ガスを排出しない
  • 酸性雨や光化学スモッグなどといった大気汚染の原因となる酸化物を排出しない

デメリット

今度は逆にデメリット・短所を箇条書きにしてまとめてみました。他の発電方法と大きく異なるのは、事故が起きた際に広範囲にわたって人間や動植物に悪影響を及ぼしてしまうという問題点です。そのため厳重な管理が求められます。また、通常通り安全に運転していても発生してしまう放射性廃棄物の取り扱いもポイントです。

  • 放射線の厳しい管理が必要
  • 毒性のある放射性廃棄物が発生する
  • 発電停止から廃炉解体が完了するまでに時間がかかる
  • 事故が起きて周辺地域に多大な被害を与える恐れがある
  • 事故が起きて放射線が外部に流出すると、人間が発電所に近づくのが難しくなるため、故障箇所の修復が困難となってしまう。

参考:原子力発電

メリットも大きいのでしょうが、デメリットも非常に目に付きますね。うーん。

結論、分かりません

どの発電方法も一長一短ありますね。コスト、自然への影響など考えても結論がでません。

ただ、それでも原発にこだわるのは何か理由があるのでしょう。原発に関する書籍でも購入しようと思います。

最後になりますが「実際に原発事故による被害を受けている人がいるという現実」は無視できないでしょう。

前述しましたが、近辺に原発がない僕は稼動に賛成してはいけない気がします。近年ではオール電化の家庭も増え、人々の生活は便利になっています。

その便利な「電気」は、火力や水力は地球を犠牲に、原発は近辺住民が犠牲になっていることを忘れないようにしようと思いました。

日本には必要とされている「原発」を巡っては、これからも議論されていくのでしょう。

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