【魚離れ!】魚が嫌いになった訳じゃない!ただ、メンドイだけだからっ!

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私はかれこれ十数年、魚に関する仕事に携わっています。

ここのところ「魚離れ」という言葉を最近は聞かなくなってきました。

聞かなくなったのではなく「当たり前」という感覚になってきたのかも知れません。。魚が売れない原因って何なんでしょうね。

日本人は「魚が嫌い」になってしまったのでしょうか?それとも魚を食べられない理由があるのでしょうか?

魚が嫌いになったわけではないですよね。魚が食べたいけれど食べられない家庭も多いのではないでしょうか。

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魚離れについて

水産関係の仕事にながく携わっていますが、その中で魚の消費が減っている理由を私見になりますが述べてみます。

魚離れの一番の理由は魚の価格の高騰

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魚離れの大きな理由はこれ。10数年前と比較すると魚の価格は大幅に高騰し、大衆魚と呼ばれる魚が「買いやすい価格(手ごろな価格)」で提供できなくなってしまいました。

私より先に出世していく大衆魚を見て切なくなります。

価格は高騰するものの、子育て世代には厳しい世の中になり家計は苦しくなるばかり。そんな状況なので割安な肉にシフトするのは必然のこと。

日本の漁獲量は年々へっている現実があり、魚の価格は高騰をつづけています。苦しい家計の状況で”魚が食べたいけれど食べれない“状況になっています。

グラム当たりの単価で計算すると肉の方が経済的なんです。こういった事情により魚を食べたい家庭では割高な魚を食卓には並べられません。

しかし、魚は食べたいので仕方なく”割安な魚”を食卓にならべます。

ご存知の方も多いかと思いますが食材というのはある程度、品質と価格は比例します。割安な魚を食べてしまうことで「美味しくない魚」のイメージが完成します。

やっぱり美味しい魚は価格が張りますもんね。

それが子供の魚離れにも影響しているってわけ。食卓にならぶ魚が美味しくないから。

そんなことは販売している魚屋さんが良ーく分かっているはず。それを「子供の魚嫌い」とか「若者の魚離れ」なんて言っているけど違います。

なんでもかんでも「○○離れ」なんて言い訳せずに現実を見てほしいものです。

寿司は子供好きな食べ物にランクインしてるし刺身だってランクインしてます。つまり「ぜいたく品」になっているという事。

魚離れが進む一番の理由は価格の高騰です。

2番目の魚離れの原因は変化しない魚屋のスタイル

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特に地方なのですが、魚屋さんが「昔の常識」を崩さないところにも原因があります。安い魚は要望があっても調理しない、自分達の都合で商品化する。

価格の高騰に続いて魚離れを加速させている原因がこれ。魚屋は分かっています。

魚を食べる時に「骨」が邪魔、「内臓」はゴミになる、「誰もが魚をさばける時代ではない」という事は、魚屋はもちろん分かってるんですよ。

さらには「刺身は手がかかるから高級品」、「手を加えたら価格を上げる」なんていう意識の販売者がまだ沢山いる現実。

販売者も「めんどくさい」から調理しないで売れたほうが助かります。魚の調理って手馴れた魚屋さんでもめんどくさいんですよ。そこを考えて何人の人が気付くだろう?

調理なんて手馴れた魚屋さんですらめんどくさいんだよ?共働きの家庭が増えているのに帰ってからめんどくさい調理なんてすると思う?

するわけないやん。

家に帰って焼くだけ、家に帰って開けるだけ、こんな作業ですらめんどくさい位、主婦って忙しいんですよ。それなのに手間のいる魚を帰ってから調理してまで食べるなんて無理。

だから、調理してあげましょうよ。「売れないのは魚離れのせいだ!」なんて考えずにさ。

売れないからこそ変化しなきゃいつまで経っても変わらない。ボリュームが無くなるから骨は付けたまま切身にする、歩留まり悪くなるから骨は残す。

これも魚屋の常識として根強く残っていますが、自分達で食べる時「骨」邪魔でしょ?自分の子供が喉に「骨」引っ掛けたら嫌でしょ?

多くの主婦が魚を調理できる時代は終わっています。さあ、明日から親切な調理を心がけましょう。

調理方法、食べ方が分からない

そもそも調理方法や、食べ方が分からないという声も聞きます。これ、原因は「販売側」にあります。昔ながらの魚屋さんには、「お客との対話」がありました。

対面販売が主流だったんです。しかし、現在はどうでしょう?お客との対話がちゃんとありますか?

何にしても「知っている人」が知らない人に教えていかないと、知識というのは広まりません。

魚の調理法、食べ方の知識を広げていけなかった販売側の問題でもあります。

魚離れの原因は安売り合戦の結果でもある

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前述したとおり魚は「良い物は高い」。なのに「安売り合戦」で品質を落として、安かろう悪かろうの商品を販売。

安い商品は好まれるのは当然ですが、もちろん品質は落ちます。そして、それが食卓に並んで「美味しくない」イメージを付ける。

ああ、魚って美味しくないんだ。

スーパーの魚の担当者なんかでもそうですが、安い商品だけを探していたら「目利き」が出来なくなります。

良い商品を探さずに、安い商品を探す事に夢中になるんです。「安い」というだけで仕入れ、品質は気にせずに販売。

結果、「品質」は見抜けなくなり、お客に勧める商品は「安いものばかり」になります。料理屋さんでもそうですが、「目利き」って食材に関しては凄く大事です。

良い商品を買いやすく提供する事で、魚離れは止める事ができます。

最後に

魚離れの原因を挙げてみましたが、魚の価格の高騰、変化できない魚屋さん、安売り合戦の結果という事になります。

販売側のめんどくさいと、消費者側のめんどくさいの気持ちがあり、うまく食卓に並ばない現実もあります。

水揚げが多く相場が下がる魚もありますが、安い魚は「テイクアウト」になっている場合が多いですよね。

魚離れでは無く、魚が「食べにくくなった」と言う方が個人的にはしっくりきますね。

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コメント

  1. まんでんほう より:

    魚も肉みたいな売り方したら売れ行き最高です
    いま魚は少しずつ売れつつあります✨
    昔の魚屋スタイル最高だと思います✨
    イッシンタスケの精神で頑張りましょう✨

    • のんべえ より:

      >まんでんほうさん
      ですよね♪魚離れが少しづつ解消されているようですね^^
      昔の魚屋のスタイルは対面販売が基本でしたが…あのスタイルは最強ですよね。