小店に活路はあるのか?どんどん大手に優しく小店に厳しくなっていく世の中

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皆さんの町にももちろんあるでしょうが、昔ながらの小さなスーパーやこじんまりしたお店。

大手のスーパーや百貨店などの出店で、地域の昔ながらのそれらのお店や商店街が寂れていってしまっているのは鹿児島だけではないでしょう。

「大手」と呼ばれる企業に昔ながらの商店や、小店が太刀打ちするすべは無いのでしょうか?

今回、僕が何故こんなことを考えたのかという話をまずはしたいと思います。興味が無い方はスルーでお願いします。

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僕の地元の魚市場

僕が住んでいる地元のとある魚市場での話しになりますが、数ヵ月後から「ふりて」という制度がなくなります。

この「ふりて」というものがどういう制度なのか?という話からになります。

市場に魚を買いに来る「仲買」業者はピンキリで大手のスーパーから、地元の小店の方達、さらには転送業者、大手の水産会社から、小さな水産会社まで多くの方が買いに来ます。

欲しい魚の量は実に様々で、例えば「アジ」1つをとっても

1.価格が合えばいくらでも欲しい
2.価格にこだわらず1Kだけ欲しい
3.安い場合のみ1箱だけ欲しい
4.注文が入っているので注文分は必ず欲しい

他にも色んな買い手がいるのですが、とりあえず上記の買い手を挙げてみました。

まずは1番の買い手は「価格さえ合えばいくらあってもいい」という買い手ですので、価格が合えば全て総取りします。これは主に「転送業者」と呼ばれる職種の方達なのですが、県内と県外の相場の違いを利用して利益を得る仕事です。

次に2番の買い手は、価格にこだわりは無いのですが1箱はいらないわけで箱の中の少しだけ欲しい買い手になります。

3番は、「あっても無くてもいい」というスタイルで価格が安い場合のみ買うというスタイルの買い手になります。

4番は、注文なので注文分は必ず欲しいという買い手になります。

この上記に挙げた4通りの仲買の内の2.4番の買い手は少ない量が欲しい場合がほとんどになりますが、どちらも共通するのは「価格に上限は無いが必ず欲しい」という点です。

本来は「市場内」での談合は禁止されていますが、お互いの利害が一致するので仲買2社で話を付けて2人で1箱を分け合うことも珍しくはありませんでした。

市場内では各仲買業者は「競り番号」というものを持っていて、競り番号が無いと競りには参加できません。

例えば競り番号「1番」の仲買業者が「アジ」を1箱買って、「2番」に半分権利をゆずることを「ふりて」といいます。

その「ふりて」をすることにより利害が一致している仲買業者同士が、半分に出来るシステムが市場内にありました。

簡単に言うと1社で1箱は使い切らないというお店もあるのです。

そういうお店のためにも「ふりて」と呼ばれる制度は素晴らしい制度だったと個人的には考えていますが、その「ふりて」の制度が数ヵ月後には出来なくなるという噂も出てきました。

地域密着型で活気のある素晴らしい地方市場で、少量の魚を買いに来る仲買業者は魚を買えなくなってしまう可能性も出てきました。

ふりてが出来ない事でどんな影響が考えられるの?

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この制度がなくなってしまうことは小さなお店には死活問題になります。

そもそも市場には小口のお客は要らないんじゃ?

こう言われるとそれまでなのですが、今までの魚市場では買う量に関わらず皆で集まって、馬鹿でも言いながら魚を選び、笑ったり時には怒ったりしながら競りをしていました。

小さなお店は、近隣にどんどん出店してくる「大型店」に負けないように日々頑張っていますが、価格の面では大型店にはとてもじゃないですがかないません。

大型店に対抗するためには少量ながらも「品揃え」で負けない点、さらには地域密着型の接客で地域に貢献しています。

市場で魚を買えなくなってしまうと品揃えの点でも敵わなくなってしまいます。

価格でも大差あり、品揃えでも大差が付くと「小店」に行くメリットは失われます。

小店にとっては死活問題になります。

価格競争の影響

さて、小店だけでは無く色んな所にも影響は出てきます。従来もそうだったのですが、今後は今まで以上に「大手」が買う前に高値を出して商品を買わなくてはいけません。

大手は物量も多いのは当然ですが、はっきりとした注文数は定まっていない場合が多いので今までは「ふりて」で分けて貰うことが出来ました。

今後はそれが出来なくなるので、大手が買う前に高値で商品を買わなくてはいけません。

つまり、買う量が多ければ多いほど有利になり、買う量が少ないほど不利になります。

小さいお店は必然的に価格競争で大手に敵わない仕組みになります。

どんな業界でもそれは当たり前の事なのですが、物量が多いほど「原価」というのは下がります。

1日1ケースしか使わない10社と取引するよりも、1日5ケース使う5社と取引した方が利幅は大きくなります。

大手が価格競争に強いのはその仕組みの為です。

なぜ「ふりて」は無くなるのか?

ふりてがなくなる理由を僕なりに考えてみました。

まず一番大きな理由の1つに、魚の価格の底上げがあるのではないでしょうか?

必ず欲しい場合には「最高値」を付けないといけない事になりますので、価格の競争が激しくなることで全体的な価格の高騰が期待できるでしょう。

さらに「談合」の防止になると考えています。

今まではふりて制度があることにより、価格競争に飛び込まなくても良かったのですが今後はそういうわけにも行かなくなりました。

「もし取れなくても分けて貰える」という考えがなくなることにより本当の競りになります。

最後に

厳しい世の中にどんどんなっていくようですが、小店の経営者はさらに厳しい状況になってきました。

小店は今から先淘汰されていくのでしょうか?

そんなことはありません!

高値を出すことによりいい魚を選べるメリット、鮮度の追求、が出来ます!!

逆に独自性を出すチャンスでもあります^^悪い方に考えてもキリがありません♪

最近では市場が経営難でつぶれるという話も耳にしますが、市場自体も経営自体は厳しくなってきているのでしょう。

つらいニュースも多いでしょうが頑張って行きましょう!

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コメント

  1. 金山 直志 より:

    確かにそういうふうに見えますね。
    実際、店を畳むところ多いですから。

    とはいえ、個人的には、大手にも厳しい時代に
    なりつつあるように思います。
    なぜなら、軽快に動ける組織ではないと
    いうことと、新しいことを嫌う風潮が
    まだまだあると感じているから。

    そういう意味では小さいところにも
    まだまだ勝機があると思います。
    すぐに判断を下せて動けますから。

    • のんべえ より:

      >金山 直志さん
      いつも訪問いただいてありがとうございます。

      大手にも厳しい時代なのは間違いないですね。
      大手の場合は「方向性」を間違うと修正するのに時間がかかることですかね…。